鰹節の
正しい
削り方

 

鰹節の正しい削り方

~ ちょっとしたコツで上手に削ろう ~

*鰹節を削る前にカンナ刃が適度に出ているかご確認ください。
☆カンナの調節の仕方はこちら
☆亀節・本節(背節・腹節)の削る方向確認はこちら

  

鰹節を押して削る

鰹節の尾(皮が付いている方)を持ちます。

   

尾を持ちながら鰹節を逆さにし握りしめます。

鰹節を押して削ります。
鰹節の持ち方が

鰹節をカンナに当てながら引きます。そして→

繰り返し押して鰹節を削ってください。

☆鰹節が上手に削れない方はこちら

鰹節が大きい時はこの位の角度で削れば手がカンナに当たることはありません。

本枯れ節ですので削った長さは、長いものでも3~4センチ位となります。

上手に削れました。カンナ刃が出すぎたり、鰹節が堅くなりすぎるとうまく削ることがません。

0.1ミリ以下にに薄く削ってみました。

カンナ刃の調整でとても薄く削れます。

向こう側が透けて見えます。

*カンナ刃の調整で薄削りや厚め削りにできます。試してみてください。

・ちょとしたコツのまとめ・
かつお節を削るには、削り器を使いますが、上手に削るにはちょっとしたコツがありますから、覚えておくと便利です。まず、かつお節は大きさによって、削り方を変えます。かつお節が大きい内は、刃が向こう側になるように削り器を置き、かつお節を前に押しだすようにして削ります。逆に、かつお節が手の平におさまるほど小さくなったら、刃が手前にくるように置き、かつお節を自分のほうに向けて引いて削ります。また、薄く削りたいときと厚く削りたいときでも、扱い方を変えます。薄く削りたいときは、たとえかつお節が大きくても手前に引いて削り、厚く削りたいときは、反対に、向こうに押しだすようにして削ります。
新しい本枯れ節の場合は、最初によく絞ったぬれフキンで削る面のカビをふきとって(たわし等で水洗いして)から使用しましょう。また節のもち方にもコツがあります。必ず頭のほうが手前になるようにもちます。これだと順目といって、刃に逆らわずにきれいに削れます。逆目になると粉っぽいものになってしまうので気をつけましょう。また、香りを逃がさないために、料理に使う直前に削るように習慣づけたいものです。     
※注意 皮の付いている方が尾になります、女性の方や力の弱い方は引いて削る方が良い場合もあります。
☆鰹節を削る方向の確認

★★ 注意 ★★

1. 保存方法
 かつお節は保存食品と言う事で数年食べられます。しかし長期保存するにはお買いあげ時と同じ状態で管理して頂く必要があります。
 鰹節を美味しく召し上がって頂く為に保存の仕方を簡単にお教え致します。
 保存状態が悪いと(味が変わる、堅くなり削れなくなる、他の食品などの匂いか付く)鰹節を美味しく召し上がって頂けなくなります。

 真空包装を開封した後の保存方法
 1.冷蔵庫保存
   例として新聞紙等に包み ビニール袋に入れてください。
   *長期間冷蔵庫に保管されると鰹節が乾燥しすぎるため削りにくくなります。
 2、常温保存
   日陰で年間を通して温度差があまり無い所に保存してください。
   湿度が多いと鰹節が変色したりしますのでご注意ください。
   *時々天日干しして頂くと長持ち致します。
    
* 天日干しするスペースが限られている方は、ヒモで縛り吊るす。
  又は、ネット袋に入れ日の当たる場所に引っ掛け吊るしください。
  天日干しした後は、鰹節が常温になてからおしまいください。

*真空包装されている場合でも長期間にわたり放置しておきますと鰹節が変色する場合があります。
  これは鰹節は、生きた保存食だからです。鰹節を美味しく召し上がって頂くためには、毎日 鰹節をお使い頂き、鰹節を上手に保存して頂くことが大事です。

☆鰹節の保存方法
2. 削りにくい時には
 1、削る面を濡れぶきんで数分湿して下さい。
 2、鰹節を火で暖めてながら削ってください。
   *火で暖めた所は、冷めてくると、とても堅くなりますので次回削る時にも、1、又は2の方法で削ってください。
 3、カンナの刃は切れますか?
     刃先が欠けたり錆びたりしている場合は、研ぎ直してください。
   *刃先が白く濁って見える時は、刃が切れなくなり始めていますので研ぎ直してください。
 4、カンナの台は、歪んでいませんか?
   *カンナ台が歪んでいると刃を沢山出さないと削れなくなりカンナ刃がすぐに切れなくなります。

他店でお買い上げの商品でも、わからない事がございましたら、当店でご説明させていただきますのでご連絡下さい。 
カネサ鰹節商店   TEL 0558-53-0016 
e-mile : kanesa@mbe.nifty.com

鰹節を美味しくお召しあがりください!